この味で世界へ
人×システムでさらなるサービス向上へ

(株式会社ヒカリッチアソシエイツ 代表取締役 髙橋夕佳 氏 )
(株式会社ヒカリッチアソシエイツ 代表取締役 髙橋夕佳 氏 )

今店舗数が確実に伸びている「焼きあご塩らー麺 たかはし」。

2011年茗荷谷で「らー麺 たかぎ」として始めた会社が、あごだしというものを世に広め、こんなにも大きく成長している。

現在36歳という若さで華奢な見た目からは想像つかないバイタリティをもつ㈱ヒカリッチアソシエイツ代表の髙橋氏に話を聞いた。

子供のころから将来の夢はラーメン屋さんだったのですか?

学生時代はラーメン屋をやろうとはまったく考えていませんでした。
でも地元新潟でよくラーメンの食べ歩きをしていて、そんな中で焼きあごだしのラーメンに出会い、このラーメンは絶対東京でも喜ばれると思いました。

大学を卒業して社会人になってすぐ、20代で結婚・出産・育児を経験しました。

その時、焼きあごだしのラーメンで起業しよう!と決意し、夫婦二人で立ち上げました。

最初から経営はうまくいったのですか?

 

最初は全然うまくいかずまさに閑古鳥が鳴いていました笑
アルバイト経験もないど素人だったので、実際に自分自身でラーメンを作りながらラーメン屋を、そして商売の基本を学んだという感じです。

約1年半ラーメンを徹底的に研究して、経営についても学びました。実際にラーメン屋にたつことでお客様の購買心理みたいなものを肌感覚で理解することができたと思います。

その中で「焼きあご塩らー麺たかはし」の‟味“ができていきました。開店後1年半くらいで例えばお客様のスープの飲み干し方とか、食べるスピード等で、まさに肌感覚なのですが、手応えというものを感じました。

開店から約2年半後、この味で世界に行きたい、未来に残る会社にしたいと考えるようになり、その為にまず大都市に移転しようと思いました。そこで現1号店の新宿への移転を決定しました。

今回弊社「e-menu」を導入して頂きましたが、システム導入について何かきっかけはありました?

 

飲食店の課題として挙げられるのはやはり人手不足。
少ない人数でサービスできる、オペレーションモデルを作らないと意味がないと思っています。でもシステムに頼りすぎると無機質になってしまうから飲食店の雰囲気はちゃんと欲しい。そこでお店の内装はオープンキッチンとし、実際人が作るラーメンのしずる感を見て欲しい、その部分をこだわりました。

飲食店でお客様がサービスとして求めることは「商品(メニュー)のクオリティ」と「提供スピード」だと思います。その部分を守るために限られた部分のみにシステムを導入しました。

きっかけは歌舞伎町店のオープンです。
現在の新宿店のようなカウンターメインの高回転型のお店は券売機で良いと考えています。
しかし、歌舞伎町店のような大型店は家族や複数のグループ客をメインとしているので、テーブルオーダーが合うと考えていて、利便性が高いオーダーシステムが欲しいと思っていました。

実際「e-menu」を導入してどうでしたか?

歌舞伎町店のグループのお客様には好評をいただいてると思っています。
家族やグループのお客様については、席に座ってゆっくりとメニューを選ぶ。
その中で確実にトッピングの出数や追加注文が増えてということが実際の集計から見えてきています。

また、お店側でも「e-menu」を導入したことで提供スピードが上がりました。
その理由は、キッチンプリンターからでてくる表記。ラーメンとトッピングの紐づけができるからです。ラーメンを作るスタッフはその注文票から瞬時に注文メニューを判断し作り始めることができるようになり、そのおかげで提供スピードがあがったのだと思います。

ちょうど「焼きあご塩らー麺 たかはし」と「e-menu」は相性がよかったんでしょうね。

ますます拡大中の「焼きあご塩らー麺 たかはし」今後の展開を教えてください。

現在、新宿・歌舞伎町・上野・銀座・渋谷・中国、先日大阪をオープしました。
前期は3店舗、今期は6店舗拡大をしていきます。
今後も国内に力を入れて、特に関東と関西を中心に店舗を広げていきます。

FCでの展開も考えていて、国内は直営メインですが、海外は直営とFCを組み合わせて出店を計画しています。店舗数としては2023年には45店舗を予定しています。

また、今後も郊外やロードサイドの場合はテーブルオーダーシステムを導入していきたいと思います。